
内臓脂肪の蓄積が原因で引き起こされる肝臓の病気といえば、すぐに浮かぶのが脂肪肝です。脂肪肝とは肝臓に脂肪が蓄積し、その機能が失われるもので自覚症状がないのがやっかいな肝臓の病気と言われています。アルコールの摂り過ぎや甘い物の食べすぎで内臓脂肪が蓄積し、さらに多忙で不規則な生活習慣が、この肝臓の病気を進行させていると言われ、現代では増加傾向にある病気です。脂肪肝はアルコールが原因で引き起こされる肝臓の病気とされていましたが、最近では脂質や糖分の多い、偏った食生活や運動不足による内臓脂肪の増加が原因の非アルコール性の脂肪肝が増えていると言われています。この肝臓の病気は進行すると、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と呼ばれる病気を引き起こすとされています。
非アルコール性脂肪性肝炎は、新しい生活習慣病として最近注目されている肝臓の病気です。この肝臓の病気は、アルコールを飲まない人がアルコール性肝障害と同様の病態を示す肝臓の病気で、脂肪肝を刺激する活性酸素による影響や、ストレスによる食べすぎ、運動不足などにより肝臓に内臓脂肪が多く蓄積し、活性酸素や異常なサイトカインによる炎症が発生し引き起こされる進行性の病気。10年後には10%が肝硬変に進行すると言われている恐ろしい病気です。アメリカでは人口の2〜3%が非アルコール性脂肪性肝炎とされ、肥満や高血糖、高脂血症などの中高年の女性に多いとされています。
内臓脂肪が引き起こす肝臓の病気の一つである脂肪肝は、進行すると肝硬変などの危険な病気を引き起こします。さらに内臓脂肪が蓄積すると脂肪肝などの肝臓の病気だけでなく、動脈硬化や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を引き起こす危険性も高まります。非アルコール性脂肪性肝炎は日本ではまだ1%程度と言われていますが、欧米化の食生活で内臓脂肪の蓄積が多くみられる人が増えている現在、増えつつあるのではないかと言われています。また、日本においても非アルコール性の脂肪肝は警戒が必要と言われている肝臓の病気です。アルコールだけでなく食生活には十分注意し、内臓脂肪による病気を防いでいきたいですね。
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